黒部アルペンルート
2020年07月22日(水)より地域の再活性化を目標に、衛生対策の徹底を条件とした新しい旅行のニューノーマルとなるきっかけ「Go To Travelキャンペーン」が開始された。
国内観光需要低迷の復興を願い、微力ではあるが早速のGoToトラベルキャンペーンに初日から参加させて頂く事に…
まずは、仕事終わりの横浜から諏訪湖SAまでやって来た所。道中は小仏トンネルの事故で一切車が動かずいつもながらにひどい目にあった…
さて気を取り直し、深夜のSAでの大好きな天玉そばを頂いたりして♪
※その後もノンストップで目的地へ向かう…
今回のショートトリップは久々の黒部アルペンルートなので、まずは扇沢第一駐車場で仮眠をとり終わった朝の一枚から。
朝の07:30なのだが、下でこれだけの小雨なので上はもっと降っているだろうとカメラも早々とRX1Rから機動力を取ってRX100(初代)にチェンジする。
2020年07月23日(木) からの4連休のアルペンルートは、コロナ対策による入場規制で上限800人までとの情報であったが…天候も手伝ってか、ご覧の通り駐車場はガラガラだね。
約20年ぶりの扇沢駅…
※タイトルにしたアルペンルートは、天候により早い段階で切り上げてます。ご理解頂いた上ご覧ください。
始発とあってか、登山客の方を含めこんな嘘みたいな状況。
ともあれ不安は残るが、長野側からの定番である室堂まで切符を買ってみる事に。
扇沢から室堂までの全行程は、関電トンネル電気バス→黒部ケーブルカー→立山ロープウェイ→立山トンネルトロリーバスでの¥9,210なり。
では、ディパーチャー♪
まずの関電トンネル電気バスは、初めて乗車する。計4回はアルペンルートに来ているのだが、当時はこんなトロバスだったのを懐かしく思い出す…↓
※写真は2001年の物なので、平成は13年か…日本語でいう無軌条電車。見た目はバスだが、電車方式で動く古き良きトロリーバス♪
関電トンネル電気バスの開始は昨年2019年から…(至って車内も新しい!!)
では…
道中トンネル内の分岐地点では、上りが停車し往来する。
写真は、黒部ダムに到着した所。この少し前辺りから富山入りね。
流れに沿ってこんな階段を黙々と上がり、まずは最上階にあるダム展望台を目指す。
想定内であるが、本日の黒部ダムは雨…
※GoToトラベルキャンペーンに合わせ、梅雨明けを待たずに宿を予約したので。
&こちらも想定内であるが、想像するよりちと寒い!!
※PatagoniaのR1辺りが、妥当と思われる位の気温だね…
本来であれば、高さ186mを誇る日本一のアーチ式ドーム越流型ダムを紹介したかったのだが…今年の記録的な大雨とも重なり、残念ながら本日はこんな一枚。
そして外階段よりこの下にも行けるのだが、この後まさかの通行禁止処置となる…
残念だが今回は、色々とご縁が無かったみたい。
さて、気を取り直しての次の工程に…続いては、黒部ケーブルカーに乗車し黒部平へ向かう事に。
黒部ダム沿いに道なりに進む。
本日の黒部ダムは、この様な感じで…
色々な意味で、撮れ高に不安が残るが…
何とか平常心を保ち、黙々と撮影を楽しむ事とする。
折角の大迫力な放水なので、少し立ち止まり上から眺めたりして。
そんなこんなでの黒部ケーブルカー乗り場へ到着!!
こちらも懐かしくも久々の黒部湖駅は、昔とあまり変わっていないね。
最大勾配31度の急斜面を走る、日本で唯一の全線地下鉄式ケーブルカー。
開業以来一度も車輛が更新されておらず、非常にこのレトロ感が何とも癒される。
そして、到着後の黒部平の天候はというと…
もはやこの上は、雲で見えなかったりする……
外に出ると、雨の感じが良く伝わるか…ともあれ、一部のお客さんと共に残念であるが黒部ダムへ戻る事にする………
最後にこんな綺麗なニッコウキスゲを写しつつ、この地を去る事に。
※非常に残念であるが、今回は寒さで心が折れたのである…
黒部ダム駅とを結ぶダム連絡通路付近にある、有名な殉職者慰霊碑まで戻って来た所…標高が変わると山の天気はガラッと変わる事を改めて実感する。。。
ちと疲れたので先程の慰霊碑から、すぐの黒部ダムレストハウスにて少しお茶をする事に…
その後も更に、関電トンネル電気バスに乗って扇沢駅まで戻りレストハウスで元祖ダムカレーを頂く♪
※ダムレストハウスは、込んでいたので扇沢の方でのランチを。
自分は、いつもの大好きな天ぷらそばをチョイスなのだが。
その後、大町まで下って来た所。下まで来ると完全に雨は上がっている。
チェックインまで時間が出来てしまったので、ゆっくりドライブしながら若一王子神社(にゃくいちおうじ)でご参拝する事に。
ここ若一王子神社は、700年余りの伝統を持つ若一王子祭りであったり御本殿箱棟の両端には、阿吽となった対を成す鬼面が備えられていたり有名な神社。
※先程の三重塔も神社では珍しいよね…
そうやって考えると、手水舎の竜神様もどことなく威厳を感じる佇まいである。
鳥居をくぐり、写真に映るは銅板葺きの流造りが美しい拝殿。
ありがたくも ご参拝させて頂く。
拝殿右手にある観音堂は、茅葺きなんだね。明治以前の現存する貴重な社。
そして最後に写すは、神社では珍しい鬼面なのだがRX1Rは35mmの単焦点カメラなのでこれが限界。足で稼げない場面では、画を引き延ばすしかない…ともあれ三重塔やお堂もあり珍しくも見応えのある神社だった。
その後は、蟒蛇の如く夜まで飲むつもりなので早々とのチェックイン前の風景を…
はい、他の誰もいないの図。
今回お世話になるホテルは、部屋からの景観を楽しみに予約したんだよね。
お世話になるは「黒部ビューホテル」さんね。
まずのレセプション前のフロント風景から。
フロント共に、景観も綺麗で癒される。
今回お世話になる部屋は、葵館の中でも一番景観が良い部屋。(を、勝手にリクエストしただけ…)
はい、葵館は505号室ね。
まずの入り口から。
35mmだとこういう画になるのだが、室内も非常に衛生的で広く居心地が良い。
今回はもっと標高も高いホテルも検討したのだが、個人的にこの様な景観で癒されたくてチョイスしたんだよね。
単純に見ていて気持ちが良いと思う風景…非常に、目と心が癒される♪
その他、洗面台がこんな感じで…
トイレも普通に綺麗であったり。
バスルームがこんなであったりする。
さて、、、トラベルブロガーとして、もはや儀式に近い恒例の写真を撮り終えた後は…
自分時間に突入する事に。(気分によって、味の濃淡を楽しみたい時には こっちをチョイスしたりする…)
ある程度飲んでからのその後は、楽しみの一つでもある温泉に向かう。(経験上の感覚から、多分お客さんが少ないであろう夕食前を狙う…)
気持ち良く温泉を楽しんだその後は、こちらも楽しみである夕食の一枚から♪
まずの前菜は、左下に「おやき」があるんだね。やはり、旅行の楽しみである土地の物を感じさせてくれる演出。演出という言葉が正しいかは分からないが、ともあれ幸せに夕食を始める。
ずわいがには、酢の物。隣に映るは、炊き合わせの煮物で共に美味しい。
造里は、信州サーモンが加わる。
奥の揚げ物は、地元青木湖のワカサギが楽しめたりして…
※その他、山菜そばにお椀にとetc…非常に美味しく頂けました♪
翌朝の一枚から…おはようございます。昨日も良く飲んだ…で、温泉に一番乗りすべく5:00前から起きてるの図。トラベラーとは、いつも早起きでなければならない!!
気持ち良く、1人での露天風呂を楽しんでからの一枚…本日は、何とか雨が降らずにいて欲しい。。。
その後の朝食ね。
日本の旅館の朝食って感じだね。量は丁度良い位で全て美味しく頂きました♪
さて…
無事チェックアウトを済まし、続いて向かうはこんな所…
北アルプスを望む、広大な公園の一角にある「安曇野ちひろ美術館」で、現在いる場所は「安曇野ちひろ公園」…信州好きの自分としては、α波が出まくる癒しの空間。
ゆっくりと、散策しつつも美術館へ向かう事に…
入り口のレセプションは、現在もコロナ対策での説明等でちと込み合う感じ。(オープンと同時の入館って事も手伝ってるかな…)
館内は、全てを通しこんな雰囲気…時間がゆっくり流れ「いわさきちひろ」の世界観を存分に楽しむ事が出来る。
展示室1の前の一枚…当然であるが、中は撮影禁止なので写真は無し。
写真は、電車の教室を再現した「トットちゃんの部屋」をミニチュアモードで写したりして…
※正確には、子供の展示室内「トットちゃんの部屋」…ご存じであろうが、窓ぎわのトットちゃんは「いわさきちひろ」が扉絵を書いている。館長は勿論、黒柳徹子。
さて、続いてはそんなトットちゃんワールドを散策する事に…
トットちゃん広場ね。
北口を抜けると大花壇があり、初夏である今はラベンダーが見頃を迎えている。
来たアルプスの雄大な景観と相まって、非常に癒されるね。
こちらは「ちひろの黒姫山荘」を写した一枚。本来であれば、半日はゆっくり散策出来る広さだね。
※いわさきちひろが、信濃北端に建てたアトリエ山荘の再現。
写真は「窓ぎわのトットちゃん」に登場する電車の教室や図書館が再現されたオブジェなのだが、聞けば昭和02年のモハ604と大正15年のデハニ201の2両との事で、車両のイメージは一切つかないが、ともあれ貴重な車両。
車内は、こんな感じとなっている…
安曇野ちひろ美術館を、十分に楽しんだその後は…
仁科の森に鎮座する日本最古の神名造と名高い、有名な「仁科神名宮」へ。
それはそれは大昔に皇大神宮御領であった、仁科御厨の地に勧請されたといわれる由緒正しきお社…
まずに目を引くのが、有名な御神体木である三本杉。
樹齢800年といわれる三本杉は、真ん中が倒伏しているものの息をのむ景観…
まずの手水舎で手を清めて。
本殿へ向かうと、空気が一層とピンと張る感じ。
聞けば20年に1度の造営修理工事が昨年終了したとの事で、歴史的に見ても伊勢神宮との関係も深く、非常に勉強のし甲斐がある。
※ともあれ、空気感が特に凄く印象に残る神社だった…
そんな由緒正しき「仁科神名宮」を存分に見学して癒された後は、ノンストップで横浜に戻る事に…
横浜に戻ってからのその後… GoToトラベルキャンペーンは、予約した時点で割引対象となっていない場合は、ご覧の通りの「宿泊証明書」を事務局に郵送または電子申請して初めて割引対象となる。次は、どの地に行こうかね…